じゅんてんブログ(一般財団法人順天厚生事業団)

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ストレスチェックサービスについて その2

前回に引き続き、今回も(一財)順天厚生事業団でも受託を受け付けております「ストレスチェックサービス」についてご案内いたします。今回は「ストレスチェックの手順」についてご案内いたします。

実際にストレスチェックの具体的な手順をご紹介します。

 

はじめは調査票の記入から
対象である方に、まずは調査票の質問に回答していただきます。
調査票では「最近(1カ月)の体の状態について」や「職場や家族との人間関係について」など、ストレスに関する質問を行い、その回答結果の分析により、個人のストレス状態について調査します。

 

医師との面談のイラストストレス状況の分析・評価
回収した調査票を分析した結果、その対象者のストレスの程度を評価します。
当事業団でも、それをもとに「自覚症状が高い人」、「周囲のサポート状況が足りない人」など総合的に判定を行います。そして個人が特定されないよう、部署ごとに集団分析し、その結果を会社に提供します。

 

結果の本人にへの通知
結果については会社へ提供される「集団分析」と「対象者本人への通知」の2種類があります。
会社に対して個人の結果が通知されることはありません。会社に提供した結果とは別に、個人のストレスチェックの結果は対象者本人へ通知します。会社側が結果の通知を受けられるのは、対象者本人が同意した場合のみです。
また「高ストレス者」と判断された労働者は、医師による面接指導を受けることが可能です。面接指導の結果、具体的な対処が必要と判断された場合は、その症状に応じ、専門医を紹介することがあります。

会社側が必要な措置を行う場合は、必要に応じて「作業担当の変更」や「労働時間の短縮」など可能な範囲での就業上の措置を行います。そして会社側は主に以下の行為が禁止されています。

●「医師の面接指導を受けたい」と申し出た労働者に対し、不利益な扱いをすること
●ストレスチェックを受けようとしない労働者に対し、不利益な扱いをすること
●面接指導の結果をもとに解雇や雇い止め、不当な配置転換などを行うこと

 

普段からできるストレス対処
ここではストレスをなるべくためないよう、普段からできる効果的なストレス解消法をご紹介します。

 ・笑う
笑うことで体を休めているときに働く副交感神経が笑うことでも優位になり、緊張がほぐれてリラックスできる効果があります。休みも取らずに働き、いつもピリピリしている人は交感神経が優位な状態が続いているため疲れやすくなります。
テレビのお笑い番組を見たり、友人・知人と他愛のない会話で笑うことは心が安らぐとても重要なことになります。

 ・泣く(涙活:るいかつ)
泣くことにより、ストレスが溜まると高い値を示す「コルチゾール」という副腎皮質ホルモンが、涙と一緒に流れ落ちるため、ストレス解消に効果があるという研究結果があります。
意識的に泣くことでストレス解消を図ることは「涙活」と呼ばれ、ストレス解消のひとつの手段です。

 ・適度なスポーツ
軽く体を動かすと、脳内に「エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌され、気分の高揚や幸福感をもたらすとも言われています。
またウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、うつ病の予防法として医師も推奨しています。

 ・悩みを打ち明ける
友人との楽しいひとときのイラスト愚痴も弱音などの悩みを自分の中に溜め込む人はストレスを溜めやすい典型的なタイプです。
家族や友人・知人など信頼できる人に話を聞いてもらい、ストレス解消を図ってみましょう。
悩みを聞いてくれる相手がいなかったり、誰に相談していいかわからない場合などは、溜まったものを紙に書き出すことでも、一定のストレス解消効果があると言われます。

 

ストレスチェック制度は、前回にもお伝えしましたように、労働者数50人以上の企業に年1回の実施が義務付けられています。しかし労働者本人は必ず受けなければならないわけではありません。
しかし本人へ通知されるストレスチェック結果には、ストレスに対するセルフケアのアドバイスなども記載されており、自覚症状がないまま、静かにストレスが溜まっている場合もあります。
ストレスチェック制度を利用しながら、日頃からストレス発散を意識し、体や心の不調を未然に防ぐライフスタイルを心掛けてください。